新生児ニキビ

実は赤ちゃんにもニキビができます

ニキビができるのは大人だけだと思うかもしれませんが、実は赤ちゃんにもできることがあります。
特に生後2週間から3ヵ月までの間は、いくつかの原因により赤ちゃんでもニキビができてしまうことがあります。
赤ちゃんにできるニキビは新生児ニキビと呼ばれていますが、お母さんとしてはこの新生児ニキビの原因とケアの仕方を学んでおくといいでしょう。
まず新生児ニキビの原因についてですが、これは一つにはホルモンの影響があるといわれています。
新生児といえばまだお母さんのお腹から出てきたばかりですが、お腹の中で受けたホルモンの影響が残っている状態なのです。
そのホルモンの影響は赤ちゃんの皮脂線を刺激しますが、まだ皮膚が未発達な赤ちゃんはこの刺激に対応しきれず、皮脂と汚れを停滞させてしまい、結果としてニキビができてしまうのです。
こうした新生児ニキビは決して珍しいものではありませんが、お母さんの中には不安を感じる方もいると思いますので、その原因がどこにあるのかを知っておくのはよいことです。

 

さて、ではその新生児ニキビの対策として何をすればいいのかといえば、異常な症状が見られない場合なら、特に何もする必要はありません。
赤ちゃんのニキビは一時的なものであり、生後間もない頃で、まだホルモンの影響が残っているためにできるのです。
時間の経過によってそのホルモンの影響は薄れていくので、そうなったら自然に症状は肌の状態は改善されていきます。
ですから過剰に心配をして特別な治療を受けさせる必要はありませんし、何も考えずに薬を飲ませたりすることもありません。
むしろ子供の自然な成長と時間の経過に任せて、症状が徐々にひいていくことを見守りましょう。
ただし、目に見えて症状が重い場合や、赤ちゃんが引っ掻いて化膿してしまった場合は、すぐに皮膚科を受診しなければなりません。
特に化膿させてしまったときは二次感染を許してしまう恐れがあるので、その場合は専門医の助けを借りるのが賢明です。