赤ちゃんの肌荒れの原因は母乳?

大人が肌荒れになるのと同じように、赤ちゃんもいろいろな原因で肌荒れになることがあります。
その中には例えば、お母さんの母乳が原因となるものもあり、これは乳児湿疹と呼ばれています。
乳児湿疹になる原因は必ずしも母乳ばかりとはいえませんが、お母さんの普段の食事の摂り方においてバランスが悪かったり偏っていたりすると、母乳の質が低下して赤ちゃんの肌が荒れやすくなるといわれています。
人間は誰も食べるものによって形作られていますが、それは赤ちゃんも同じことで、お母さんの食べるものによって皮膚の状態が変化してしまうのです。

 

では、もし赤ちゃんが母乳が原因で肌荒れになった場合、どのように対処すればいいのでしょうか?
普段の生活の中でお母さんが心がけることは、まず栄養が偏らないようにすることです。
特に空腹時には注意したいのですが、空腹感に任せて暴飲暴食しないようにしましょう。

 

偏った食事ではどうしても脂肪分・糖分を多く摂りすぎてしまいますが、そのような偏った食事は母乳の質の低下を招いてしまいます。
食事はいつも栄養のバランスを意識して、できるだけあっさり目の和食を中心とした食事にするといいでしょう。
そうすれば母乳の質を高めて、赤ちゃんの肌を綺麗にすることができます。

 

ちなみに乳児湿疹が出た場合、症状がそれほどでもなければ病院を受診しなくても構いませんが、あまりにも症状がひどい場合や不安になる場合は、迷わずに小児科などを受診しましょう。
乳児湿疹の症状も程度に差がありますが、症状によってはひどい痒みを伴う場合もあり、赤ちゃんが自分で引っ掻いて湿疹をつぶしてしまうこともあるかもしれません。
湿疹をつぶして化膿したら症状がますますひどくなるので、そのような症状が見られるときは必ず病院で診てもらいましょう。
また、肌荒れには乳児湿疹だけでなく、新生児ニキビや汗疹、脂漏性湿疹など、他の種類もあるので、そちらの症状やケアにも注意しておきましょう。