乾燥性湿疹

赤ちゃんも乾燥は苦手なんです

大人の肌が乾燥することによっていろいろな肌トラブルを招くように、赤ちゃんも皮膚の乾燥によって湿疹が起できることがあります。
その原因はもちろん乾燥にありますが、そのまま放置してよいというものではないので、原因をよく理解しながら、母親は乳児にしかるべき対策を施してあげましょう。
乳児の湿疹が乾燥にあるといいましたが、これは詳しくいえば、乾燥することで潤いが足りなくなり、循環が悪くなることで引き起こされるものと言い換えることができます。
循環が悪くなるというのは、つまり血流が悪くなって新陳代謝が正常でなくなって、肌に老廃物が溜まりやすくなることを意味します。
根本的に解決するためには乾燥を治すしかありませんが、放置するといろいろな肌トラブルを招く恐れがあるので注意が必要です。
また、湿疹から感染症を招く可能性もないわけではないので、乳児の湿疹については決して軽くみるべきではありません。

 

ではどのような対策をとればいいのでしょうか?
総合的にいえばとにかく保湿することが一番です。
各種いろいろな方法で乳児の肌を保湿することができますから、そのケアを実践するようになさってください。
例えば、加湿器を用いて室内の乾燥を防ぐというのは有効な方法ですし、赤ちゃん用の保湿剤を用いるのもいい方法です。
乾燥肌について知っておきたいのは、何も湿疹だけの問題ではないということです。
乾燥した状態の肌というのは、バリア機能が著しく低下した状態にあり、この状態を放置したままだと、別の肌トラブルを引き起こす可能性が高くなるのです。
湿疹はあくまでその一つであり、それ以外にも乾燥によって引き起こされる問題はあるということです。
お母さんはこの点をよく認識しながら、乳児の湿疹に対してふさわしい方法で対処するようになさってください。
セルフケアで解決するならそれが一番安くすむほうほうですが、症状が改善されないなら皮膚科を受診することをおすすめします。